突然ですが、あなたは「鬼が笑う」という言葉を聞いたことがありますか?
日本のことわざの多くは、江戸や京都の「いろはかるた」が語源となる物が多いですが、この「鬼が笑う」という言葉もその一つです。
鬼が笑うという言葉は、あまり良い意味で使われることはありません。
例えば
「今から来年の心配するなんて鬼が笑うよ」
「そんな現実味のないことばかり言っていたら鬼が笑うよ」
などのように使います。
意味としては、
『予測ができない将来をあれこれ言っても仕方ない。予測できるはずのない未来のことを言うと、強面の鬼でさえ笑っちゃうよ』という意味です。からかっている感じですね。
ですが、あなたの思い描いた理想の生活に近づく為には、鬼に笑われることがとても大切な意味を持ちます。
「何を言ってるんだ?」と、思ったでしょう。
ですが、理想の生活をできるだけ簡単に叶えたいのであれば、「鬼に笑われるべき」なのです。
なぜ理想の生活を実現するために「鬼が笑う」といいの?
鬼が笑う時というのは、先ほどもお話ししたように、私たち人間が予測できない未来に対して、理想や考えを思い描いたり語ったりする時です。
ここで大切なことは、「未来の理想を考えたり、思い描く」ということです。
実は、鬼が笑うような状況こそが、あなたの理想の生活を近づけるために必要なのです。
このことは、私自身の実体験はもとより、科学的にも証明されています。
あなたは「潜在意識」と「顕在意識」という言葉を聞いたことはないでしょうか
「潜在意識」とは
自覚されることなく、行動や考え方に影響を与える意識。心の奥深い層にひそんだ意識。
出典:大辞林
顕在意識とはこの逆です。つまり自覚している意識のことです。
簡単に言えば、
- 意識している=顕在意識
- 無意識=潜在意識
ということになります。
顕在意識と潜在意識は、よく「海に浮かんだ氷山」で例えられます。
水面から出ている部分が顕在意識。水面下に隠れて見えていないのが潜在意識に例えられます。
そして、水面下に隠れている部分が9割をしめているので、海の中の氷山が大きく表現されています。
人間の意識は、9割が潜在意識と言われているから、このような表現の仕方になっているのです。
『1割の顕在意識』と『9割の潜在意識』。
当たり前ですが、9割の力を使えたほうが大きな結果を出すことができるはずですよね?
あなたが理想の生活を達成する為には、9割の「潜在意識」を使った方が圧倒的にスピード感が上がるということです。
鬼の笑顔が引き寄せるあなたの理想の生活
理想の生活を達成する為のスピード感を上げる潜在意識。
その潜在意識を使いこなす方法こそが「鬼を笑わすくらいの理想を思い描く」ということなのです。
鬼が笑うような状況、つまり「実現するかわからない未来について思い描き話すこと」を行うことで、理想の生活への感度が一気に高くなります。
なぜなら、脳が勝手にあなたの理想の生活を達成しようと、あなたの意思や頑張りとは関係なく働くようになるからです。
心理学用語に「カラーバス効果」という言葉があります。
ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のことです。
例えば、あなたに乗りたい車があったとします。
そのような時、ネットで検索したり直接お店にも見に行くでしょう。そして日に日に乗りたいという気持ちが高まっていきます。
すると
「街に出ると、やたらと自分の乗りたい車が走っている」
こんな経験をしたことある人も多いのではないでしょうか。
これは、脳が無意識に働いてるからなのです。
当然ですが、急にあなたの欲しい車が増えたわけではありません。今までも同じようにその車はたくさん走っていました。
ただ、その時はあなたが欲しいと思っていなかったので、脳が無意識に働いてはいなかったのです。そのため、全く気にならなかったということです。
鬼を笑わせるくらいに理想の未来を思い描こう
理想の生活を引き寄せるには、鬼を笑わせる位に未来を思い描いてください。
あなたは意識することなく、理想の生活を実現させやすくなります。なぜなら自然と必要な情報も入ってくるからです。
「頑張って情報を集めよう!」なんて考える必要もありません。
一方で、あなたが鬼と同じように、思い描く理想の未来をバカにしたり、「そんなこと考えたって仕方ない」と思ってしまっては、脳は働いてくれません。
すぐ側に素晴らしい情報があろうと、人からいい話を聞いたとしても、自分のことして受け止めることはないのです。
もったいないですよね?
せっかくなら、あなたが頑張らないで、脳に勝手に働いてもらいませんか?
脳が勝手に働くことで、どんどん自分の理想の生活に近づいて行きます。
そのためにあなたがやることは
『鬼を笑わせるような、自分の理想の生活を思い描く』たったこれだけのことでいいんです。