人間は3つのタイプに分かれます。 その3つのタイプとは、「ギバー」「テイカー」「マッチャー」です。 それぞれの詳しい違いは後述しますが、一言でいうとすれば
- ギバー(人に惜しみなく与える人)
- テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
- マッチャー(損得のバランスを考える人)
となります。 あなたはどのタイプでしょうか? 私は完全にギバーです。 ですが、昔からギバーだったわけではなく、「自分だけではなく皆と一緒に幸せになりたい」と思ってから、意識してギバーになりました。 そこで今回は、あなたも自分一人での幸せではなく、周りの人達と一緒に幸せになるために、簡単にギバーになるための方法をお伝えします。
人間の3つのタイプ
先ほどお話ししたように、人間には3つのタイプがあります。 その3つとは、「ギバー」「テイカー」「マッチャー」だとお伝えしました。 それぞれどんな違いがあるのでしょうか。 まずは「テイカー」から見ていきましょう。
テイカー(受け取る人)
テイカーは、常に自分の利益を最優先に考えている人です。 これだけ聞くと、あまり近づきたくはないタイプですよね。 ですが、テイカーも自分の利益になると考えれば相手に『ギブ』をします。 つまり、自分がより多くの利益を受け取るためには、人にも与えるということです。 これでは、自分一人でほんの少しだけ幸せになることはできるかもしれません。 ただし、周りの人は離れてしまいます。 それは本当の幸せとは言えません。
マッチャー(バランスを取る人)
次にお話しするのはマッチャーです。 マッチャーとは、自分と相手の利益と不利益を、公平に保つことを最優先に考えて行動する人です。 ちょっとわかりづらいですね。 具体的には 『これだけしてもらったから、私も同じだけお返ししなきゃ』 『手伝ってあげたんだから、もちろん見返りがあるはずだよね』 といった考え方を持つ人達です。 おそらく日本人のほとんどの人は、マッチャーに当てはまるのではないでしょうか。 あなたの周りにもたくさんいると思いますし、あなた自身も「自分もそうかも」と思った人は多いはずです。
ギバー(与える人)
では最後にギバーについてです。 ギバーの人の特徴は、
- 第一に相手のことを考える
- 自分のことは考えず、相手に与える
という点です。 自然と周りから好かれて信頼されるのは当然ですよね。 そのため、見返りを求めていないのに、結果として自分に利益やメリットが返ってくるのです。 ですが、それ自体も「結果として」ということです。 見返りを考えた時点でギバーではありませんからね。 では、そんなギバーになるためにはどのような方法があるのでしょうか。
自分だけではなく、周りと一緒に幸せになる「ギバー」になるための3つの方法
あなたも「ギバーになりたい。だけどやっぱり見返りは欲しいと思ってしまいそう」と感じたかもしれません。 ですので、自分だけではなく、周りの人も幸せにできるギバーになるための簡単な方法を3つお伝えします。
①誰にでも3分間の親切をする
その場で出来るちょっとした親切をしましょう。 この時に大切なポイントは、人を選ばないことです。 人を選んでしまうと、どうしても見返りを気にしてしまいます。 そしてもう1つのポイントは、大きな親切である必要はないということです。 ほんの少しの小さな親切で良いので、相手を選ばずにやってみましょう。
②弱みを隠さない
人は本来、自分の弱みは見せたくありません。 ですが、ギバーは自分の弱さをさらけ出すことが出来ます。 なぜなら、ギバーは人に力を振るうという考えではなく、「人を助けること」「人と一緒に幸せになること」に関心があるからです。 本来なら見せたくない弱みを見せることで、ギバーへ近づきます。 さらに、弱みを見せることは人間らしさも与えることになり、信用にもつながります。 全てをさらけ出す必要はありません。 あなたがあまり見せたくない弱さを、ほんの少しだけ出してみましょう。
③聞き手に徹する
人は自分の話をするのが大好きな生き物です。 自分の話を聞いてくれる人に好感を持ちます。 皆が話をしたいという中で、話を聞いてあげるという行為自体が、実は与えていることにもなるのです。 これをたまたまではなく、意識してやることで、あなたと一緒にいる人は幸せな気持ちになるでしょう。
1人では幸せになれない。人と一緒だから幸せ
自分だけではなく、与えることで周りの人と一緒に幸せになれる「ギバー」になる方法についてお話してきました。 お伝えした3つの方法は、どれもすぐに実践できて簡単な方法です。 私たちは1人では幸せになれません。 1人で一時的に嬉しい、幸せと感じたとしても、それは本当の幸せではありません。 あなたは1人ではなく、周りの人と一緒に幸せになりましょう。 そのための方法として、あなたはギバーになることです。 お話しした3つ全てをやろうとしないで大丈夫です。 まずはやりやすいと思った1つから、ぜひ始めてみてください。 きっとギバーになったあなたの周りには、いつの間にかギバーばかりになっているはずです。